こんにちは!
2年生の実習指導に引き続き、
3年生の実習指導にもお邪魔いたしました、高橋です☆
今回のテーマは「記録の意義と方法Ⅲ」!!
と、授業が始まるその前に…
ある幼稚園でボランティアをしてきた4年生が、
園について、またどんな活動をしてきたのかを発表してくれることになました☆
その幼稚園の名は『森の幼稚園』☆
保育内容研究「運動遊び」でもお世話になっている
柴田卓先生が園長をなされている園でした。
この園では、移動型の幼稚園として、土日にはバスを出し、
子ども達と森に行って遊ぶ活動を行っているそうです。
ぬかるんだ道や川を渡ったりと、
普段の生活では味わえないスリルマンテンの活動をしていると聞き、
なんだかワクワクしてしまいました!!!
森の幼稚園では...
“教室は森、先生は自然” だと言います♪
“神秘さや不思議さに目を見張る感性(センスオブワンダー)”を
育てることをモットーにかかげ、
さらに、“3センチの我慢”として
子ども達が何事も自分の力で成し遂げられるように、
大人はギリギリまで手を貸さずに見守ることをしている という事でした!!!
実際の活動では、
柴田先生が落ちている枝を見て「この中で一番強い棒はどれかな?」と問いかけて遊びを誘発したり、
他の遊びをしたい子は、自由に遊ぶなど、
遊びを強制することなく、子ども達自身で遊びを広げていく事を
大切にしているということでした☆
これに対し和田先生からは…
柴田先生の「この中で一番強い棒はどれかな?」という一言は、
男の子の競争心を引き立てるようなもので、
言葉による環境の再構成である☆
危険と隣り合わせの森の中で活動をしていく中で、
“怪我のおきそうな場面はどんな場面なのか(予知する事)”と“子ども達の挑戦”の
バランスを考えていく事が大切☆ とのお話もありました。
さらに、
森の幼稚園でおこなっているような活動は“ノリ”でできるものではない。
素晴らしい活動の中には、様々な複雑さがある!
子ども達の見えない言葉を探していく事も大切である!!という事でした!
自然の中で子ども達と活動する意味と言うものを
改めて考えさせられたように思いました☆
さて!続いては『記録の意義と方法Ⅲ』です!!
授業資料を各自のPCで見ながら受けている姿は、
なんだかとてもカッコよかったですね(^^)/
はじめに、
『優れた保育者は、書ける保育者!!』
有能な保育者には、記録は欠かせないもの!!! と和田先生☆
今回のポイントは
あるがままの姿(客観的な事実)と観察者の印象や感想(主観的記述)は分けて書く!!
これは福祉大のこだわりでもあります☆
特に客観的な事実を書くことは、事故やトラブルが起きた場合、
どのような経緯で起こり、どのような状態になったのかなど、
園としての責任を取る際、
さらには、対策を考える際にも必要な情報となるのです☆
事実の記録の際には、
①誰が ②いつ ③どこで ④どうしたか の順で書き、
記録者の単なる「決めつけ」や「推測」、「主観」で記述しないよう注意☆
また、
☆メモを取る際は、時刻表記を忘れずに!!
☆どのくらい食べたかなどの、具体的な摂取量を表記する事!!
という事でした!!!
記録を取ることは、子ども達の成長やその後の対応などに
必要な重要な情報源となり、
保育者として大切な任務でもあるのですね☆
最初は慣れない事もあると思いますが、
今回の資料にあった具体例などを参考に取り組んでみてくださいね☆
来週は、4年生が実習の際、間違った例などが見られるようですよ(笑)
お楽しみに…\(^o^)/