①全体・開会式

 

こんにちは!詠美です!

今日は、TFU保育キャリアデザインセミナーが行われました。

 

東北福祉大学保育士課程1〜4年生まで約600名が集まり

毎年この時期に行われているセミナーです!!

 

4年生さんからどのような大学生活を行って来たのか、

私たちへのメッセージ、アドバイスなどを聞かせて頂ける

とても素晴らしい機会です。

 

 

セミナーの司会は、東北福祉大学保育士課程3年生の境野未央さんです。同じく3年生で実行委員長の佐藤芙美さんから、開会の挨拶がありました。

 

 

 

 

〜開会の挨拶〜

 開会に先立ちまして、本セミナーの趣旨などをご説明させていただきます。

 

 本学の保育士課程は全学年が一堂に会しますと600人くらいにもなりますが、例年、この時期にみんなで集まって、たくさんの方々からのお考えをもいただきながら、保育者になろうとする自分の未来をそれぞれの立場で想像しあうセミナーを開催しております。

 

 今回は、まずは特別講演といたしまして、東北大学大学院 環境科学研究科の甲斐智大(かい ともひろ)さんにお越しいただきまして、「地方から見た保育労働市場の現状」と題したテーマでご高話をいただきます。

 甲斐さんからは、現代の保育者就職の動向につきまして、ご専門の地理学の視点から、たくさんの有為な知見をいただけるものと今からワクワクしております。 

 

 続きまして、3年生により、《OST》からのPBLプレゼンテーションを行います。

 《OST》とは《オープン・スペース・テクノロジー》の略ですが、重要な課題について関係者を一堂に集めて、参加者が解決したい課題や議論したい課題を自ら提案し、自主的にスケュールを決めて話し合いを行う会議の手法です。参加者の当事者意識と自己組織化能力を最大限に引き出すことにより、参加が納得できる合意に到達できるようにするところに最大の特徴があるとされております。

 

 最近、《ワールド・カフェ》、《フューチャー・サーチ》、《アプリシエイシブ・インクワリー》などのホールシステムアプローチが注目を集めています。《OST》はこうしたホール・システム・アプローチの手法の一つですが、アクションプランやアクションチーム・プロジェクトを生み出すために有効な方法であるため、他の手法と組み合わせて利用されることにより、さらに効果を発揮すると言われております。

 本学の3年生の実習指導では、保育所実習終了後に《ワールド・カフェ》で対話を重ね、3年生の後期実習指導がすべて終わりになる1月頃、すなわちいよいよ最終学年になる目前の時期に《オープン・スペース・テクノロジー》を行いました。なお、今年からは新しい試みとしまして、《アプリシエイシブ・インクワリー》も導入しはじめました。

 その結果につきまして、この後、3年生のプロジェクトの代表者、すなわち「企画あり!」の方々により、それぞれプレゼンテーションを行っていただきます。

 

 前半の第1部のシンポジウムでは、「東北福祉大学保育士課程の学び〜学びから学びへ」のテーマに則しまして、4年生の代表者3名の方々と昨年度もこのセミナーでご講演いただいた卒業生の早川唯先生より、それぞれご発題いただきます。

 第1部は、本学の和田先生にファシリテーターをお願いしておりますが、特別ゲストとしまして、本日の主題でもあります“キャリア教育”がご専門の愛知教育大学・京免徹雄(きょうめん てつお)先生に本日ははるばる名古屋からご参会いただいており、コメンテーターとしてご見解を頂戴いたします。

 京免先生につきましては、あらためて和田先生よりご紹介いただけるかと存じます。

 

 後半の第2部のシンポジウムでは、4年生の代表者4名の方々より、「保育者のキャリアデザイン〜振り返りと提言」のテーマに則しまして、それぞれご発題いただきます。

 第2部は、私たちにおなじみの林義仁(はやし よしひと)先生にファシリテーターをお願いしておりますが、本日最後のプログラムには東京から特別ゲストにご参会いただいております。長年、特に女性の生き方や学びをテーマとして、日本中を飛び回りながら進路支援のあり方をお造りになられ、まさにキャリア開発のプロフェッショナルとして日本中のたくさんの大学に大きな影響を与え続けておられる東京家政大学の学長補佐・岩井絹江(いわい きぬえ)先生よりコメンテーターとしてご高説を頂戴いたします。岩井先生につきましては、あらためて林先生よりご紹介いただけるかと存じます。

 

 第1部・第2部のシンポジウムともに、お時間の許す限り、フロアのみなさまとの質疑応答なども予定しておりますので、ぜひご一緒にディスカッションにご参加いただければ幸いです。

 

 それでは、この後、4時間近くに及ぶ長丁場のセミナーとはなりますが、みなさまの学びに少しでもお役に立つよう実行委員一同で精一杯努めて参りますので、ご協力くださいますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

 

 それでは、ぴよねっとの記事も、次のプログラムへ移ります!