⑤シンポジウムⅡ

 

 

 

続いて、シンポジウムⅡのスタート!

ぴよねっと3年の天野がお送りいたします^^

 

 

テーマは『保育者のキャリアデザイン~振り返りと展望~』

 

 

今回はパネラーとして

既に内定をいただいている4名の先輩、草苅俊揮さん、草彅真代さん、佐藤帆奈美さん、鵜川茉美さんから貴重なお話をいただきました。

 

コーディネーターはお馴染み林先生(社会福祉法人伸こう福祉会副理事長)です。

今回は司会進行を務めていただきます!

コメンテーターは岩井絹江先生(東京家政大学常務理事兼理事長補佐)です。

 

 

話していただいた内容から、どこが大切か・・・なんて選べませんでした(-_-;)

そのため、見難いかもしれませんが、できるだけそのままの文章、言葉で記載させていただきます!

 

 

まずは、山形市の公立保育所に内定が決まった草苅俊揮さんからお話をいただきました。

・公務員試験を受けるかどうか考えたきっかけは、「公務員試験は受けるのか?」というお父さんの一言だったそうです。公務員は安定するし・・・いろいろと考えた結果、試験を受ける決意をしたそうです。

3年生3月、勉強を開始! → 学食でやったが誘惑が多くすぐに終了・・・

3年生4月、「勉強しなければ!!」と思い図書館で勉強開始! → 何から始めればいいかわからなかったが、まずは数的処理にチャレンジ!キャリアセンターからDVDを借りて挑んだが、いろんな保育所を見てみたいし、毎週行っているボランティアや、趣味の野球もやりたい、バイトもあるしで、結局あまりはかどりませんでした・・・

・そしていつのまにか実習に・・・。実習中は勉強なんて全然できません。

3年生8月、バイトをしたり遊んでばかりいたせいで、数的処理しかやっていなかったことに気づきました(-_-;)

・公務員試験を受けた結果、山形市の一次試験に見事合格!しかし、2次試験はその10日後…。筆記対策や実技(連絡帳の書き方やピアノなど)、面接練習を様々な分野の先生に手伝ってもらいながら乗り越えていきました。

面接練習では、キャリアセンターの先輩方の報告書を読み、内容を把握しましょう!!

・ついに2次試験!作文試験では、自分の思いをしっかりと記入することができた。実技試験は、園児と一緒に楽しみながら実践を行うことができた。創作ダンスやピアノ演奏の際は、子どもの後ろに試験官がいたので、ずっと緊張したそうです((+_+))面接が、保育で自分は何をしたいのか、何時から保育士を目指しているのか、障害を持った子どもがいたらどのように対応するのかなどを聞かれました。緊張したが、しっかりと自分の思いを伝えることができたそうです!

・その後、結果発表・・・ → 見事合格!!!!

 

最後に、草苅さんが大切だと考える3つのことを話していただきました!

①仲間との繋がり

  →得るものはたくさんあり、その一つひとつが宝物!

②諦めないこと

  →何事にも全力で取り組みましょう!

③自分を信じること

  →今まで積み重ねてきたことは、絶対に意義があります!

 

少しの可能性や興味のあるものにがむしゃらに取り組んでみてください!!

 

 

 

✿岩井先生からのコメント✿

 試験の一時対策は、できるだけ早めに取り組むことが大切です!

 特に、「なぜ○○を選んだんですか?」と、聞かれることが多いため、しっかりと準備をしていきましょう!

 

✿林さんからのコメント✿

 面接の質問に対してスムーズに答えることができたのは、対策を立てていたから!それを行っていたことで、自分の思いを相手に伝えることができ、面接官の意図を読み取ることができたのだと思います!

 

 

 

草苅さんは、公務員試験を決意してから勉強をするまでたくさん時間があったぶん、多くの経験を積むことができた、ということがよくわかりました!

自分の力を全て発揮していけるよう、努力することの大切さを学ぶことができました^^

 

 

続いて、世田谷区の公立保育所に内定が決まった草彅真代さんのお話です。

・就職が決まるまでは、たくさん寄り道をすることもあったが、多くの経験を積んだことで、よい就職先に付くことができたそうです!

3年生の夏、実習が! → まずは楽しもう☆と思い取り組むと、想像以上に楽しかった。実習先では自分が子どもの頃に保育をしてくれた先生がいて、その先生に「笑顔の素敵な先生でした」と言ってもらえたことがとても嬉しかった^^

3年生12月、どうしても関東で働きたい、地元での就職は難しい・・・など、いろいろ考えた結果、関東の公務員を目指すことを決意しました。そこで、和田先生に相談したところ、世田谷区の公務員の募集がかかっていることを知りました!「ここを受けよう!」と決めはしたものの、なかなか取り組むことはできず・・・。

3年生春、関東で行われた就職説明会や企業の説明会に参加。まだ、やりたい保育が漠然としており、どこに見学に行ってもぼんやり~・・・。ここで、再度考えを巡らせた結果、公務員試験を受けることを決意したそうです。

4年生6月、幼稚園実習

4年生夏休み、旅行に行ったりライブに行ったり、息抜きをしながらも勉強!

8月後半に世田谷区の1次試験がありました。世田谷区の特色を知り、保育を学ぶことが大切だと考えたそうです。1次試験の1週間後、合格の連絡が!!しかし、2次試験はその1週間後でした・・・。2次試験は面接だけだったため、1週間キャリアセンターに通って面接練習を行ったそうです。

・福祉大学の保育課程は、授業やゼミで忙しく、大変なこともあったが、その分話すネタがたくさんあったので困りませんでした^^

4年生10月、最終合格の連絡がありました!

 

最後に、草彅さんより就職先を決めるうえで大切なことを教えていただきました!

・民間か?公立か?

  自分の保育方針に合ったところで働くか、転勤しながら様々な保育観に触れていくかによって異なってきます。給料や福利厚生によって大差が出るため、しっかりと調べることが重要です。

・地方か?その他か?

  自治体によって試験の内容は難易度が異なります!また、自分の負担の問題などもあるので、保護者の意見を聴いたり、環境を調べる必要もあります。

・後悔しない就職をするためにも、自分の中で何を重要視するのかをしっかりと考えておきましょう!

・公務員を目指すからと言って、勉強をするだけではなく、民間の保育所にボランティアに行って経験を積むことも大切です^^

 

たくさん悩むことで、自然と自分に合った答えが出てきます(*^_^*

 

 

✿岩井さんからのコメント✿

・東京では、様々な区が自分たちの区の子どもを大切にしようと考えているので、特色のある保育をしています。

・自分の考える保育ができる様に、自分の足で歩いて行ってください^^

 

 

 

続いては、秋田市の実習保育園(K園)に内定が決まった佐藤帆奈美さんからのお話です。

2年生夏、K園にボランティアに!

2年生2月、関東保育所見学ツアーに参加。特色がある園ばかりで、魅力的だったが、どれがいいのか決めることができず、自分のしたい保育とは何なのかを考える機会にいい機会になりました。

3年生夏、保育所実習でK園に!!先生たちがとても仲良く、会話の中で情報交換をする姿や、ありのままの子どもの姿を見つめる様子に魅力を感じました。そこで、人間関係は大切だと感じました。

・実習を通してK園にさらに魅力を感じ、就職したいと感じた!すると、最終日に園長先生に「求人が出たら連絡します」と言っていただけました。

4年生春、そろそろ就職を決めなきゃ…、K園で求人がかかるかわからないし…、幼稚園実習あるし…。いろいろと考えたが、やはりK園で働きたいと思った!

4年生8月、ボランティアに行った際、K園で働きたいという意思を園長先生に伝えたところ、「求人が出たら1番に伝えるが、求人がかかるかはわからない」という返答が。

・夏休みを利用して、秋田のほかの保育所を見学しに行ったが、やはりK園以上に自分に合った園を見つけることができませんでした((+_+))

4年生10月、K園に直接電話をし、「履歴書だけでも送っていいですか?」と尋ねてみた。すると、次の日K縁側から電話があり、なんと!なんと!求人がかかることに!!!

・履歴書には、自分が何を伝えたいのかをよく考え、大切に記入した。

K園の理事会で内定についての話し合いが行われたそうです。しかし、その日は連絡がありませんでした・・・。2日後、K園から連絡があり、「面接、いつ大丈夫ですか?」と聞かれました!数日後面接日時が決まったが、流れで仙台で面接をすることに(+o+)

・仙台の面接ってどこでやるの!?と焦って和田先生に相談した結果、「①大学、②飲食しながら話せるような店、③その他に希望がありましたら探しておきます」と、3つ提案してみたら、と回答をいただいたそうです。しかし!K園から電話があり、結局11月後半に秋田の園で面接をすることになったため、提案を提示することはありませんでした(笑)

・面接は60分間行われたが、アットホームな雰囲気で行われました。前半30分間でゼミの活動や就職後の待遇の話をし、後半30分間は雑談をしているうちに終わってしまったそうです。「今月中に内定通知を送ります」と言っていただけ、その後無事内定通知が届きました^^

 

最後に佐藤さんより就活をする人たちに向けてアドバイスをいただきました^^

就活は、不安な事ばかりだと思うが、まずは自分が何を大切にするかを考えましょう!

また、見学や勉強、ボランティア、文化財制作は全て自分の身になることだと心掛けて取り組んでいきましょう。

そして!!

伝えるためには行動と言葉で!

人とのつながりに助けられました!

気持ちは伝えなければ、何も変わらないけれど、伝えれば相手に届く!

 

 

✿岩井さんからのコメント✿

・就職活動はお見合いと同じです!長いスパンで相手のことを理解することができたからこそこのような結果につながったのだと思います。

・東北福祉大学の保育士課程の学生は、選抜試験を乗り越えているため、自分で第一次を勝ち取っているのと同じです。また、それが自分の自信につながっていると思うので、人間性を理解してもらえるように努めていってください。

 

✿林さんからのコメント✿

・自分から積極的に道を切り開いていた姿が見られた。

・自分から突っついて内定をいただいていたが、突っつき過ぎるとしつこくなってしまうので、言葉と行動で意思表示をする事柄大切なのだと知ることができた。

 

 

続いて仙台市の民間保育園に内定が決まった鵜川茉美さんからのお話です。

鵜川さんは「4年間の変動について」と題してお話をしてくださいました。

・大学1年のとき、なんと鵜川さんは総合マネジメント学部だったそうです!

・高校3年生のとき、子ども科志望だったが受験の結果駄目だったので、地元の短大を目指していました。しかし、福祉大学から電話があり、転部制度の話を聞いたため、結局福祉大学に入学した。

・入学後、マネジメント学部での勉強も楽しかったが、保育士をあきらめることができず、3月に転部の試験を受けました。試験には受かったが、保育士課程選抜試験を受けていなかったため、日野さんの所に行き、これからするべきことを聞いたそうです。

2年生は選抜試験の勉強をしながら、保育士必修の授業をたくさん受けました。そして、2月の選抜試験に無事合格!!!

・実習を無事に終え、実習の事例検討をしたとき、なかなか納得する内容にすることができませんでした。4年生の先輩のアドバイスを受けた結果、1年しか違わないのに視点が全く違うことに衝撃を受けました(o)!!

3年生2月、シンポジウムの前にたまたま就職説明会があり、そこで大きな出会いがありました。時間の都合上5分しか時間を取れなかったが、ある社会福祉法人との出会いが大きく考え方を変えました。その法人が掲示していた1枚の写真を見て、話していただいた内容からは学ぶべきものがたくさんありました。

・シンポジウム終了後、その法人に直接話を聞きに行き、翌日その園にボランティアに行きました。実際に行ってみると、想像通りの場所で「いいなー」と思った(*^_^*) しかし、ここしか見ていないじゃないか!と感じて、様々な保育所にボランティアに行ってみることにしました。

子どもの気持ちが見えるって本当に素敵だと感じました!!

・就活をして感じたが、就活は自分だけの問題ではありませんでした。親からは、「仙台で就職してほしい」と言われました。

“保育士”とは、もう一度親の愛に気づかせてくれる素晴らしい職業です!

・親の言葉を受け、仙台の保育所を探してみることにしましたが、ピンとくる場所はありませんでした・・・。

・そんな中、保育園の隣に森がある保育所の話を聞きました。様々な意見を踏まえたうえで、そこでボランティアをしてみると、あたたかく優しい言葉がけをしてくれる先生がとても多かった!

・何度目かのボランティアの際、「うちに来ない?」と誘っていただきました。募集はかけないと聞いていたので、誘っていただけたときはとてもうれしかったです^^!! 様々なことを考えた結果、試験を受けることにし、1週間後無事に合格をいただきました。

4年生の1年間は、気づかなかったこちに気づくことができた1年間でした。

 

最後に、就活に向けて取り組む学生に向けてアドバイスをいただきました!

・就活やサークル、バイト等、多くのことに出合う機会がたくさんある中、自分なりの方法で、自分の保育の学びを深めていけるよう努めていってください!!

 

 

 

 

✿岩井さんより、学生に向けてのお話をいただきました

自分に合う園がどんな園なのか等、たくさんの話がありましたが、経験談も含めながらたくさん感じる部分があったと思います。どこの園、どの地域かを考える前に、どんな人生を生きようか考えてみることも大切だと思います。

 ずっと“保育士”という仕事をするためには、どのような環境が必要なのかをしっかりと考えた上で保育士を目指してください。

保育士を目指すうえで、重要なことを3つ!

・人を愛することは大切!人のいいところを見て育っていきましょう。

・言葉にすることは大事!想いを言葉にして伝えていきましょう。

・家事をすることは大事!炊事、洗濯、掃除、それと裁縫ができると更によいです。

保育士という仕事は、子どもを任せられる人限であるかどうかが重要になってきます。自分の一番強い所を表現できるようになりましょう。

 

                                     

 

岩井さんには保育士課程のことをたくさんほめていただきました!

そしてそして!!和田先生の誕生日も祝っていただきましたー!!パチパチ

 

パネラーの先輩方、そして岩井さん、林さん、貴重なお話をしていただき本当にありがとうございました。

就活がいかに大変かということを知っただけではなく、人間関係の大切さや、保育士課程での学びの重要さについても学ぶことができました。

今回の話を受け、それぞれの学生が自分の将来について考えるいい機会になったと思います。

 

今年度の保育士課程での取り組みは終了ですが、4月からは、また新たな気持ちで頑張っていきましょーう!!

 

長々と申し訳ありませんでした…最後まで読んでいただきありがとうございました!