平成27年4月24日 4年生実習指導

 

こんにちは!詠美です!

 

今日の4年生の実習指導は、

桜の聖母短期大学から柴田千賀子先生が来てくださり、

指導案についてのお話をして頂きました。

 

 

  指導案どのようにとらえている?

「難しい」「大変」「面倒くさい」などのマイナスイメージ

 

そもそも指導案とは、

  保育者としてあらかじめ知っておく必要があること

  子どもと関わるに当たって、考えておかなければならないこと

 と、いうことは…指導案は保育者にとって役に立つものである!

 

 

●「指導案」が保育実習で役に立ちましたか?

S大学(2年で5回実習)での集計

1年生(47名) はい4% いいえ 96

2年生(41名) はい2% いいえ 98

 昨年の福祉大での授業内で聞いてみても7割は役に立たないと回答…

 

●指導案はどのような存在?

1年生 ・とにかく書くのが大変… (たしかに楽じゃない…)

    ・援助の仕方のイメージがない

    ・保育者に認められるのかが不安→生きる保育計画に繋がらない

2年生 ←最後の実習の前

    ・書いたことに拘束されてしまう

    ・保育者からの指摘・指導が怖い

    ・時間配分が難しい

    ・書くことで疲れてしまう

 

 

●どうしたら生きる指導案になる??

  目指すは柔軟性や臨機応変さ!

 →指導案は完全なもの、台本ではない!!細かく書く・子どもの様子を考えて・その通りにするということは別!

  頭の中だけでは考えず、現実に限りなく近い形で実践して書く!

 →自分でやってみて、「思っていたよりも…」と感じる遊びは子どもも面白くない!指導案などをうまく本やネットから引っ張って来ても、素晴らしい指導案はできるが、子どもには通用しないかもしれない!

実践は一カ所でもいい!

  子どもの学びをしっかり見極める

 →「この学びはどう子ども達につながるのだろう?」「この遊びをすることで、子ども達はこう育っていって欲しいな」などという想いをしっかり持つ。何も考えていないということが分かれば、保育者からの指摘も怖くない。「ここはこうなるのではないかなあ?」という発展に繋がる

完全な指導案は、現場の先生も書けない!

怖がらずに、子どもの様子を考えて考えることが重要である。

 

では、子どもの学びを見極めるとは?

事例から子どもの遊び=学びを考えてみる!

 

実習等で使った指導案を用いて、

何かひっかかるエピソードが合った部分に印を付けて、“どこがひっかかったのか”“どうしてひっかかったのか”“子どもは何を考えていたのか”などを考えてみる。

 →3つは印をつけて考えてみよう!個々の宿題!

 

  指導案において大切にされるべきこと

  子どもの興味・関心に寄り添った立案か?

→保育者が「面白い!」と思えないことは、子どもも面白くない!

どうすれば面白い活動につながる??→面白い見つけをしよう!

 

 

読む絵本を選ぶ視点はどこ?

「季節?」「対象年齢?」

 →絵本一つで活動がどんどん広がっていく!ポイントは、子どもの表情や声を大切にうけとめること!絵本のシーンで子ども達の目がキラキラしている場面を見て、絵本を選んでみる。

 ×「春だからこの絵本」○「どんな絵本のどんな場面で喜んでいるから」

 

 

教材研究してる?

実習前だけではなく、いつもする!!

身の回りにあるものが全て教材になる!!

 

歳くらいの子どもだったら、こんな質問がでるんじゃないかな?

→じゃあ、こんな遊びができるかも!!

 

演習シート 「おおきなかぶ」を読んでください!と言われたら、

どんな遊びにつなげていける・・・?

また、そこから、子どもはどこを面白がるかな?

 →子どもの姿を考えると遊びが厳選されてくる。→指導案の原理!

 

石田巴ちゃんの考案した「おおきなかぶ」から連想されるゲーム

「相手のかぶをゲットしろ!」

→ビニールなどで作ったかぶを4つ用意して、チームの陣地に2つずつかぶを置いてそれを取る!

 やってみるともっともっと「こうしたら…」「ああしたら…」が出てくる!

 

 

以前の復習  ☆本当に活きる指導案☆

保育のねらい

 保育者が子どもの育ちの意図を明らかにするもの

  「保育者側が思う、子どもがどう育って欲しいのか」

 子ども達に経験させたいこと、願いを込めて考える

 →能力獲得だけを目標としない!ex跳び箱5段が跳べるようにする

 

  ねらいには、活動の目標や内容とのつながりが求められる

  子どもが、その保育を通して、何を経験し、そこから何を学ぶのかを考えて、ねらいを立てる。

 

 

指導案を見直すポイント

  書き終わったら、必ず読み返して吟味する。

→ギリギリに書き終わったのでは、吟味できない!読み返す時間も指導案を書いている時間と一緒。

  大学内で書く場合、自分が書いた案を他の人に読んでもらう。

→計画を立てた人にとっては当たり前だと思って書かないこと、気づいていないことが多くある。見る人によっても感覚が違う!

  前に書いた指導案と、今書いている指導案を照らし合わせて見る

 

指導案を次の保育に活かすために

計画→実践→評価(保育者から、自己)→次の実践への省察

 他人に指導案をしっかり評価してもらえるのは、私たちにとって、

 幼稚園実習が最後かもしれない!時間をかけてしっかりと!

 

 

おまけ!

実習前にしておけばよかったことランキング!(S大学)    

①ピアノ ②教材づくり ③発達段階の理解

柴田先生も、学生になんどもなんども伝えていても

みんな後悔して実習から帰ってくるそうです…

 

私も、保育所実習終わり、やればよかったと思いました…図星…

 

 

もうすぐ幼稚園実習があります。

初めての幼稚園実習ですが、これが大学生活最後の実習です!!

 

私も指導案書くのがどうしても苦手で、時間がかかってしまって、

特に、ねらいを立てること、活動をつなげて発展させることが苦手です。

 

柴田先生のお話を聞いていて、感じたことは

自分がこうしたい!と思っていることを確立して、

その想いを指導案に込める!!!!!ということです。

 

保育者の評価、私もとっても気になりました。

「何て言われるんだろう…」「幻滅されるんじゃないかな…」

「本をそのまま引用したら、褒められるんじゃないかなあ!?」等々

 

でも、自分の想いがはっきりしていたら、その想いがこもった指導案で

現場の先生にもしっかり伝えられるということを感じました。

 

 

 

柴田先生は、エプロンシアターを学生時代に10個も作ったそうです!!

実際働くと、製作に時間を費やせないそうです。

時間がある今!!少しずつでも作って、

将来に活かしていけるようにしていきたいですね!!

 

 

以上です!サヨウナラー!!!