平成27年5月7日 3年生実習指導


こんにちは、坂谷です!^^

 


本日のテーマ『施設実習の実態~4年生による施設実習の紹介~』


今日は第1弾 養護系の施設の紹介となります!!



去年、児童養護施設・母子生活支援施設・乳児院・児童相談所(一時保護所)などで実習をしてきた16名の4年生に来て頂きました~☆!!


4年生が各テーブルに1人ずつ配置され、1グループ3年生10名ほどで4年生からの体験エピソードやアドバイスを受けていました!


実習を間近に控えた3年生は真剣!!質問もたくさん出ていたようです(^0^)


ここからは実際に、話を聞いていた3年生の記録から今回のお話の内容を少しだけ紹介したいと思います!


〈乳児院〉


・緊張や不安はあってもそれが子どもに伝わらないように、笑顔で接することを心がけること。

・ミルクの量やあげた時間、午睡の様子など細かく記録を取る。

・夜勤は15分ごとに巡回し、呼吸・寝相を確認し、SIDSを防ぐようにする。

・掃除や洗濯があるためスムーズにできるよう普段からやっておくと良い。

・手遊びなどは、声の強弱や表情をつけることで子どもたちを惹きつけられる。また、同じものを何度もやることで子どもたちも徐々に楽しんでくれる。

・なるべく子どもたちの前でメモは取らないようにする。

・小規模グループケア+担当養育制を取り入れている施設では、大人;子ども=1:2の体制を取っている。


〈児童自立支援施設〉

・不良行為をしてしまう可能性のある子どもが入所する施設である。

・子どもと接する上で、年相応でない子どもっぽい行動が多くみられるが、子ども扱いせずに無理のないように会話等するよう心掛ける。

・子どもと仲良くなることが実習の目標ではないため、子どもとの仲に悩む必要はない。

・トラブルを防ぐために、子どもに提示されたルールは守る必要がある。

・施設内で違和感のある存在にならないよう、あくまで生活の場に自然な形で過ごす。

・講話では、専門的な質問等をされる場合があるため、教科書など見返しておく必要がある。


〈一時保護所〉

・子どもの入れ替わりが多い施設である。

・どんなに小さな子どもでも、現実を受け止めるように促す。(泣いている子に「お母さん来るよ」などと声掛けをしない)

・保護されている子どもは学校に通うことができないため、職員が学習指導を行う。

・子どもの年齢の幅が広いため、指導案作成は年齢や人数に対応できるものにする。


〈母子生活支援施設〉

・対象は小学生が多いが、遊びは全力でやらないと子どもに怒られてしまう。

・小学生の子どもの発達などの知識も学習しておく方が良い。

・指導案は早めに提出し、添削してもらうこと。

・準備物など、用意していただくものはあらかじめお願いしておく。

・母子生活支援施設であるが、実習において母親との関わりはほとんどなく、主に子どもたちと接する機会が多い。


〈児童養護施設〉

2~18歳の児童が生活をする施設のため、料理や家事は普段から行い慣れておくこと。

・何気ないコミュニケーションを大切にし、子どもたちと関わっていく。

・複雑な事情で入所する子どもたちであるため、11人に合わせた接し方を職員の方に聞いたり、見たりして自分なりに関わっていくようにすると良い。

・小学生以上の児童とも関わりが多いため、ボランティアなどで小学生や中高生と関わる経験をしておくと不安も少なくなる。

・宿題を見ることもあるため、答えを教えるのではなくヒントを教えるようにすると良い。不安があれば、教科書などで勉強しておくと良い。

・全日実習がある場合は、生活リズムをしっかりと頭にいれ、普段通りの生活の指示と支援を行うようにする。 


〈日誌について〉

・あらかじめ、コピーをとっておきそれに下書きをすると良い。又はパソコンで下書きをしてから書くようにすると良い。

・目標と活動の整合性を大切にし、その日の反省を翌日の目標にすると良い。

・目標はできるだけ1日で達成できるものにする。

・保育所保育指針などを用いて、専門用語を使うようにする。

・子どもの活動だけでなく、保育士の活動も詳しく書く。

・右のページには、印象に残った活動、ご指導していただいたことなどを書き、保育士がどのように働きかけていたか、自分はどのように行動したか、それについての考察などを書くと良い。

・利用者の名前などは施設によって書き方が異なるため、あらかじめ確認しておくと良い。


参考になるお話がたくさん聞けました!!ですが、施設によって異なることも多いので、これを参考にしつつ、施設に合わせた対応が大切になります^^!


実際に実習してきた4年生の生の声だからこそ、得られた情報がたくさんあったのではないのでしょうか??


施設実習の実態を知ったことで新たに不安なども出てきたかと思いますが、

先輩のアドバイスなどを参考に準備しておけば大丈夫です!!☆

まだまだ不安なことがあれば、いつでも先輩たちに質問してください^^

いつでも優しく迎えてくれるはずです(^0^)

 


さて、次回は第2弾として障害系のグループの発表です!

次回もお楽しみに~♪

今回協力してくださった4年生のみなさん、お疲れ様でした!


ありがとうございました~(*^0^*