平成27年9月24日 2年生実習指導

こんにちは(^^

今日は、保育士課程でおなじみの林義仁先生をお招きして

「しっくりくる仕事に出会うためのワークショップ」というテーマでご指導いただきました。

 

がんばっていきましょう!!

まずは、ウォーミングアップも兼ねて、自己紹介からスタート!!

4人1組でグループを作り、自分の名前と最近はまっているものを発表しました。

 

さて!ここからが本題です!

 

今日の大きなテーマは

「なぜ保育者を目指すのか」を考えるということです!

保育者を目指しているそこのあなた!

「なぜ保育者を目指しているのか」についてひとことで語れますか?

あらためて「なぜ保育者になりたいか」を一緒に考えていきましょう!!

 

まず始めに3人グループを作り、「保育者ってどう思われている?」というテーマで話し合います。以下の4つの立場から見た保育者のイメージというものは、どういうものがあるか考えてみました。

 

①実際に、保育者としている人

②在園児を持つ親

③子育て経験のある方 

④保育者を目指していないあなたの友人

 

現役の保育者の立場から見た「保育者のイメージ」は・・・

・体力勝負

・残業や持ち帰り残業が多い

 

在園児を持つ親の立場から見た「保育者のイメージ」は・・・

・子育ての知識が豊富で安心

・子どもの安全に配慮してほしい

 

子育て経験のある方の立場から見た「保育者のイメージ」は・・・

・大変な仕事

・預かってくれるところがあって助かる

・家庭だと甘やかしてしまうが、きちんと教えてくれる

 

保育者を目指していない友人の立場から見た「保育者のイメージ」は・・・

・子どもと遊んで給料をもらえていいな

・労働が給料の割に合わない

 

などが挙げられました。

 

 

 

次に林先生から、目的と手段についてのお話がありました。

次のような例を挙げてくださいました。

 

大工さんに仕事を尋ねたところ、

「レンガを積んでいます」と答える大工さんと

「大聖堂を作っています」と答える大工さんがいました。

 

この回答の違いはその仕事を、レンガを積むという手段と捉えるか

大聖堂を作るという目的と捉えるかの違いからくるものだそうです。

 

これは保育者という仕事にも当てはまることです。

保育者という仕事を手段として捉えると「毎日、子どもを預かる仕事」、

目的と捉えると「将来、日本を支える若者を育てる仕事」となります。

 

つまり、「保育者になること」はあくまで

何かの目的を達成するための手段」なのです!!!

 

仕事を手段として捉えるだけでなく、

目的を考えることで、やりがいや仕事に対するやる気を感じることができます。

 

このことを理解したうえで、

「なぜ保育者を目指すのか?」シートを使って今一度みんなで考えてみました!

 

それがこの資料です。

その中でも、

E.子どもの親の、どんな思いや不安に応えたい?

という質問に対して

「初めての育児で不安を持つ親に育児を楽しんでもらいたい」

 

F.保育者になることで、親のどんな役に立ちたい?

という質問には、

「育児で不安な思いをしている人を助けたい」

 

といった意見が挙がりました。

 

 

また、ここで皆さんが仕事についての、目的と手段について考える際に参考になる実例を紹介していただきました。

 

 

<事例①>

船橋インターナショナルスクール代表の青沼さんは自分の理想とする保育園を探すものの、見つからず、自身で保育園を開校する決断をしました。

 

あくまでも保育者は、目的を達成するためのひとつの手段であるのです。

もしかしたら学校を作るというのも、手段かもしれません。

 

<事例②>

マドレボニータの代表、吉岡さんは自身の出産後の経験から「子どもを育てる母親自身の健康」についてはサポートがほとんどされていないことを受けて、「産前産後のボディケア&フィットネス教室」を始めました。

 

子どもの幸せを考えた時に、お母さんをまず幸せにすることも一つの解かもしれません。

 

<事例③>

ピア代表の佐藤さんは、看護師をめざして看護学校に入学。実習の際に、抗がん剤の副作用で髪が抜けてしまった患者さんと出会った。その患者さんは「100万円もするかつらは買えない」と外出を諦めて、2~3か月後、そのまま亡くなられました。佐藤さんは、患者さんの心を豊かにすることに時間を使いたいという思いから、看護師の道から、かつら販売の道へ進みました。

 

経験の中でいろんなことを感じ、考える中で目的も手段も変わってもいいのです。

 

 

いろんな行動・経験をすると途中で目的や手段が変わることもあります。

それは、実際自分の眼で見て、感じたから起こることです。

 

 

その後、大学生活1年半を振り返り、所定のシートに記入しました。

↓これがその時の資料です。



そして今までの大学生活を振り返ったうえで、将来に向けて足りないと思ったことをそれぞれが考えこの1か月で「これだけは必ず動くor達成する」を1つだけ決めました!

 

ちなみに僕、澤田陸はこの1か月で「自分が何をしたいのか、何のために生きるのかを考える」と、宣言しました!( `―´)ノ がんばるぞ( `―´)

 

最後に・・・

今回、林先生のお話を聴いて、自分はなぜ保育者になりたいのかを再認識することができました!

みなさんこの講義をきっかけに「しっくりくる仕事」に出会えるといいですね!

共に頑張っていきましょう!

 

以上、ぴよねっと2年の村上香純、佐藤大樹、澤田陸でした!!

ありがとうございました(*^^*)