こんにちは!
今日は保育実技研究発表の第2回でした。
前回に引き続き、各班の様々な工夫が見られ、非常に完成度の高い発表が繰り広げられました。
ちなみに今回は小坂ゼミのお二人に司会をしていただきました!
今回は絵本、紙芝居、体操の発表がありました。
それでは、紹介していきます!
1、紙芝居「ごきげんのわるいコックさん」 高野ゼミ
<あらすじ>
ごきげんのわるいコックさんがいるね。「ごきげんなおしてよ」といいながら、画面を抜くと、あれあれ、顔がぐーんと横に伸びて、もっとごきげんが悪くなってしまった。みんなで「コックさんこっちむいて」と声をかけよう!
<子どもに対してどのようなメッセージが含まれているか>
ごきげんのわるいコックさんが、子ども達に問いかける場面がある。そのため子ども達からたくさんの言葉を引き出すことができ、保育者と、あるいは子ども同士のコミュニケーションをとることができるといったメッセージが含まれています。
<おすすめのポイント>
コックさんのユニークな顔が画面いっぱいに出てくるため、思わず子ども達も笑ってしまうというところ。また、掛け合いがたくさんあり、その掛け合いも楽しみつつコミュニケ―ジョンもとれるところ。
子どもたちへの語り掛けがとても明るくて、とても楽しそうに読んでいたので、見ているこちらも楽しくなりました。
2、絵本「にんじんとごぼうとだいこんさん」利根川ゼミ
<あらすじ>
むかしむかし、あるところに、にんじんさん、だいこんさん、ごぼうさんがおりました。むかしは、みんな同じ茶色だったのです。ある日、3人は、お風呂に入ることに。ゴシゴシ・・・からだをきれいに洗います。だいこんさんは、よーく洗ったので、真っ白になりました。次は、にんじんさんが、温泉に入りました。ホカホカ・・・。にんじんさんは、真っ赤になりました。いっぽう、ごぼうさんは・・・。よく知られた日本の昔話です。昔はみんな茶色だった野菜が、どうして今の色になったのか、コミカルにお話が展開します。
<子どもに対してどのようなメッセージが含まれているか>
子どもたちが普段よく口にする身近な野菜が出てくるため、この本をきっかけに様々な野菜に関心を持つようになり、食育にもつながるのではないかと考えた。
<おすすめのポイント>
ふうふう、パチパチ、ほっこほっこなど言葉を繰り返すところや、じゃっぶーんやごっしごっしなどの音を楽しむこともできるので、3歳以下の子どもも楽しんで読むことができる絵本です。
ページが進むごとに子どもへの問いかけを入れていて、子どもとの関わりを意識しながら発表をしていました。
3、紙芝居「ごちそうなにができるかな」 小坂ゼミ
<あらすじ>
こねずみチョロロが、大好きなえんどう豆をもって嬉しそうに出かけます。こうさぎピピンも赤いにんじんをもってピョンピョン!みんなはどこへ行くのかな?
<子どもに対してどのようなメッセージが含まれているか>
この紙芝居は食育をテーマに、みんなで食べると美味しいといった食事の楽しさが小さい子でも伝わる物語となっています。
<おすすめのポイント>
食事の前に子ども達に読んであげるのがお勧めです。
紙芝居の世界観に合ったやわらかい口調での読み方を工夫されていました。
さらにもう一冊!
「しりとりパーティ」
<あらすじ>
「ぷっぷくぷー」とラッパ君が歌っていると、「うーうーうー」と、パトカー君がやってきた。次には「かーかーかー」と、からすさん。みんなで歌っていると、「ごろん、ごろん、ごろ~ん」とすいかちゃんが踊りだした。カメラのおじさんまでやってきて、あれあれ、、、?!
<子どもに対してどのようなメッセージが含まれているか>
この紙芝居はしりとりといった言葉遊びをしながらも楽しく言葉が覚えられる物語です。
<おすすめのポイント>
擬音語・擬態語を分かりやすく表現し、簡単な言葉がしりとりでつながっているため、言葉に興味を持ちはじめた子ども達にはぴったりの紙芝居です。
次に何が出てくるかクイズのようにして聞くなど、期待感を持って見られるような工夫がされていました。
4、体操「ハッピージャムジャム体操」青木ゼミ
<おすすめのポイント>
体を大きく動かせる踊りで、準備体操にもなる曲。
保育所や幼稚園の運動会などでも使われている。
リズムの良い曲で歌いながら大人も子どもも楽しめる一曲。
振り付けが、子どもたちに分かりやすくアレンジされていたため覚えやすかったです。
また、誰もが知っている曲のため、みんな口ずさみながら踊っていました。
5、体操「エビカニ体操」 君島ゼミ
<おすすめのポイント>
アイスブレイク・・・エビとカニの真似をした大きな動きや声を出す部分もあるためアイスブレイクにオススメです!
保育園児と幼稚園児に大人気のエビカニクス♪ノリノリのリズムと独特の歌詞が特長です。
とても楽しい曲と振り付けでした。
みんなノリノリでエビやカニになりきっていました。
6、紙芝居「ごきげんのわるいコックさん」米山ゼミ
<あらすじ>
コックさん、「ごきげんなおしてよ」と声をかけると、あれあれ?顔が横にのびてしまいました。コックさんはもっとごきげんが悪くなってしまったようです。顔の形がどんどん変わっていきます。ねえ、どうしたらごきげんが良くなるの?コックさん!・・・
<子どもに対してどのようなメッセージが含まれているか>
コックさんのごきげんはどうしたらよくなるのかを考えることによって、日常生活においても友だちの気持ちを考えることができるようになってくれればいいな、というメッセージが込められている作品であると考えました。
<おすすめのポイント>
この紙芝居は、ストーリー性というよりは、聞き手との掛け合いを楽しむことの出来る作品です。また、コックさんの表情の変化が面白く、読み手がコックさんの心情をどのように表現するかによって雰囲気ががらりと変わる作品だと思います。
<読む際のポイント>
聞き手といっしょに、どうしたらコックさんのごきげんが良くなるかを考えながら読むと、場の一体感が生まれると思います。参加型の紙芝居は、読み手と聞き手の掛け合いによって聞き手が飽きることなく作品を楽しめると思います。しかし、あまり掛け合いをしすぎてしまうと、作品とは別の方向に盛り上がってしまう危険性がある為、読み手はメリハリをつけて読み上げると良いかと思います。
声色だけでなく表情も変えて読んでいたので、とても感情がこもっていました。
また、話の中に出てくるキャンディーをペープサートで登場させる工夫も見られました。
7、紙芝居「にらめっこしましょ あっぷっぷ」 和田ゼミ
<あらすじ>
最初に出てくるのは、少し怖い顔をしただるまさん。「ようし、みんなで、だるまさんとにらめっこして、だるまさんを笑わせちゃおう!」登場するのは、怖い顔をしただるまさんに、たくさんのちびだるま、手ごわい天狗だるま…。「だるまさん、だるまさん、にらめっこしましょ」と、子どもと紙芝居の中のだるまさんが対決していきます。
<子どもに対してどのようなメッセージが含まれているか>
色鉛筆画の濃淡が、だるまさんの迫力を引き出しています。「笑うって楽しいね」というメッセージ性が強く、にらめっこをするという参加型の紙芝居なので、子どもたちの笑顔を作りたいときにおすすめです。
<おすすめのポイント>
子どもと一緒になってにらめっこするので、笑うことの楽しさを伝えることが出来ます。
子どもたちを巻き込んで一緒ににらめっこをしていて、自然と楽しい気持ちになることができました。
もう一冊!
「ぴったんこってきもちいいね」
<あらすじ>
「ぴーったんこ、ぴったんこ、ぴったんこするものよっといで♪」とあっちゃんが呼びかけると、「わたしも!」と次々に動物たちが現れて、、、。
<子どもに対してどのようなメッセージが含まれているか>
お話の中で、あっちゃんと動物たちがおでこやほっぺたをぴったんこするので、読みながら実際にぴったんこと触れ合うことで、触れ合うことの楽しさ、心地よさを味わうことが出来ます。
<おすすめのポイント>
スキンシップがテーマとなっているので、親子に読むという場面で使える紙芝居です。「ぴーったんこ、ぴったんこ」の呼びかけで、聞き手の親子にも真似してもらえるので、自然と親子が触れ合うことのできる紙芝居なので、おすすめです。
詠みながらみんなにスキンシップをとってもらうことで、教室全体が暖かい空気に包まれていました。
今回の保育実技研究発表は以上になります。
ぴよねっと2年の佐藤大樹でした。
次回もお楽しみに!