3年 保育キャリア形成

 

平成29211日 3年生 キャリア形成

 

 

 

今年度の最後となりました土曜日の実習指導!!

 

 

 

一発目はキャリア形成です!

 

 

 

まずは、保育の語りべこと山村周子さんに、文献の重要性についてお話してもらいました!

 

 

 

 

 

 

保育の勉強って何をすればいいの〜?実践?お話?ボランティア?

 

 

 

どれももちろん大事なことですが、まずすべきことは「文献を読むこと」です!!

 

 

 

みなさんは保育の文献をどれだけ読んでいますか?

 

全然読んでないよ〜という方安心してください!!

 

 

 

保育士課程の運動バカこと澤田陸は両手で数えられるくらいしか読んでいません!

 

 

 

そんな私ですが、これからの春休みを利用して文献にはたくさん触れていきたいと思っているので、みなさんも一緒にどうですか?,

 

 

 

え??なにを読めばいいかわからない?

 

 

 

大丈夫!!

 

保育士課程の大御所である周子さんおすすめの「とりあえずこれを読んでおけ」という文献を紹介します!

 

 

 

それがこちら!

 

 

 

幼児教育指導資料集第3集「幼児理解と評価」

 

 

 

です!

 

 

 

 

 

周子さん曰く、文章が多くていやになるかもしれないけど、めげずに!まず、読んでほしい一冊だそうです!

 

 

 

初めに読んだ時は、著者が何を述べているのかよく分からないかもしれませんが、その後の実践や先生方や仲間との対話を通して、「ああ、本に書いてあったのはそういうことか!」と実感できる時が来るのです!

 

 

 

当然ですが、だらだらと読んで何となく実践しただけでは、いい結果は得られません!

 

 

 

どうやって文献を読み進めていけばよいのか、、、

 

5つステップに分けてお話しくださいました!

 

 

 

ステップ1

 

「文献を読む①」

 

では、いざ実際に文献を読んでみよう!!と思っても、活字が多いものって読み進めるのは難しい、という人もいますよね?僕もそうです!!

 

 

 

そこで、まずは感動する事例の載った文献(感動系)や保育全般の方法論が書かれた文献を読んでみましょう!

 

 

 

保育士課程で学んできて、実習にも行った3年生の皆さんならきっと共感できる部分がきっとあると思います!

 

 

 

ステップ2

 

「実践①」

 

 実践ではできるだけ良い園、優れた保育者に出会い、文献の保育を実践している場に立ち会うことで、「あ!これか!」と実感できることがあったり、感動できる体験が出来る確率が高くなります!

 

 

 

ステップ3

 

「文献を読む②」

 

 ここでは実践事例系の文献を読み、実践での具体的な場面やエピソード、キーワードを思い返し、考えを深めてみましょう。またここでは、実践によって気になったことや学びたいと思っているものについての文献を読んでみましょう!

 

 

 

ステップ4

 

 「実践②」

 

 実践①、そして文献を読んでの反省点を踏まえて再度実践をし、自分のやりたい保育や保育の目を養っていきましょう!

 

 

 

ステップ5

 

 「文献を読む③」

 

再度!何度も!文献を読むことを繰り返していきます。

 

 

 

なんだか、文献実践のサンドウィッチのようではありませんか、、、?

 

 

 

 そうです。これこそが!!

 

「理論と実践の往還」なのです。

 

『文献と実践を一つのサイクルとして行っていくこと』が重要なポイント!

 

 

 

 

 

 

と、、、ここで!

 

THE子ども理解、大久保美紗さんのご登場です!

 

 

 

美紗さんからは、文献+実践に加えてもうひとつ!

 

大切となる『対話の質』についてお話いただきました!

 

 

 

対話って?会話とどうちがうの?

 

 

 

対話とは、、、

 

“自由な雰囲気で真面目なテーマを持って話し合う場”です!

 

 

 

じゃあ、対話ってどうやるの???

 

 

 

そんなお話も美紗さんからしっかりといただきました!

 

 

 

ポイント1 クリティカルシンキング=批判的思考

 

クリティカルシンキングとは、『ただ批判』をするという意味ではなく、目的は何かを常に意識しながら、自分と他人に思考の癖があることを前提に考えながら、問い続けていくことです。

 

 

 

ポイント2 実践で起こったこと、感動したことなどを、自分の“主観”で話すのではなく、文献や保育評価を活用して“論理的に、根拠”をもって対話をしていきます。なにが、どこが、どのように、論理的に話していきます。

 

このとき、「なんか〜」「すごい〜」などの言葉はいらない!

 

 

 

ポイント3 聞き手は素朴な疑問をどんどんぶつけていきます。全員が疑問に対して理解・納得できるまで対話を重ねていきます。

 

 

 

ポイント4 全員が納得できるような、根拠に基づいたアンサーを見つけようっ!

 

 

 

対話を繰り返すことになって、個々の学びが対話メンバーの学びに、対話的な学びから「主体的な学び」へ!それが対話なのです。

 

 

 

以上が、

 

TFU保育士・幼稚園課程が目指す『対話』の形です!

 

 

 

 

 

 

 

と、、、つぎに、

 

TFU保育士課程をご卒業された大先輩、早川唯さんから「山の登り方」についてお話頂きました。

 

 

 

じゃじゃん!!「山の登り方」

 

 

 

唯さん曰く山の登り方には2パターンあるそうです。

 

 

 

1つめは、、、

 

トップダウン型アプローチ

 

 

 

 

これは、目指す山の頂上、つまり目標や方針を決めてから山を登り始めます。

 

間違った方向に進んだ場合は、軌道修正しながら目標に向かって登っていきます。

 

 

 

 

 

2つめは

「ボトムアップ型アプローチ」

 

 

 

 

 

 

具体的な行動をどんどん実行して、行動の積み重ねの先に、全体としての方針や価値観が生まれるアプローチ!

 

これは、まず行動してみる! そしてその具体的な行動から問題意識と出会い、方針や目標を固めていくという方法です!

 

 

 

大切なのはどちらかの方法を選ぶということではありません。

 

組み合わせていくことでより効果的になるのです。

 

 

 

 

 

さて3年生のみなさんは、来年度4年生となり、いよいよ本格的に就活が始まります。と同時に、幼稚園実習も控えていますね。自分は一体どのような山を、どのようにして、登っていきたいでしょうか。

 

 

 

 

 

ここで最後に林先生が登場!!

 

 

 

 

かの有名なピコ太郎さんのエピソードをお話ししていただきました!

 

 

 

~ピコ太郎の人生から学ぶ~

 

 

 

ピコ太郎は約20年前に、笑いと音楽の融合という新しいジャンルに挑戦しました。それは今世界で流行っているPPAPの元となるものでした。

 

 

 

しかし、当時は世間から全く見向きもされませんでした。

 

 

 

落ち込むピコ太郎、、、

 

 

 

そこへ落語家の立川談志さんが、ピコ太郎の芸をみて言いました。

 

 

 

「何が面白いのか全く分かんないけど、お前は誰もやってない新しいことをやっている。それがお前の個性だ!やり続けろ!!」

 

 

 

その言葉を信じ、やり続けたピコ太郎は、

 

今や時の人。

 

 

 

~終~

 

 

 

つまり!林先生は僕たちに、

 

「自分を信じてやり続けることがみなさんにとっての一歩になるのかもしれない。」

 

 

 

という激アツな言葉を伝えてくださいました。

 

 

 

 

 

今日はなんと、今年度最後のキャリア形成。

 

 

 

 

 

この1年、林先生にはたくさん熱いお話を頂きました。

 

 

 

私たちも、この熱い気持ちを春の風にのせて実習・就活へと向かっていきましょう!!

 

 

 

今日の担当は、ぴよねっと3年澤田陸と稲葉奈南子でした!